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■PSYCHOMASTERS 年表■
2008 国連、気象制御装置の研究・開発が開始
2032 国連、国連超能力研究所・プラハ分室(通称:プラハ研)設立/中心メンバーは日本、EU
2033 国連、気象制御装置の研究・開発を中止
2043 「審判の日」起こる:全世界規模の大破壊
2044 大暗黒期:世界中で地殻変動や暴風雨、異常気象が続き、世界人口が10分の1に激減。ヨーロッパが凍結を始める
2046 旧ドイツ領内、オールサイバー騎士団『リンドブルム』結成
2048 リンドブルム、気象制御装置を起動し、『カルネアデス』と命名。これによりヨーロッパは凍結から免れる
2049 『リンドブルム』が中心となって、汎ヨーロッパ連邦(通称:連邦)成立。連邦総統はリンドブルム騎士団長カールレオン・フォン・リューディガー
2052 旧チェコ領内、プラハ平和条約締結。プラハ平和条約機構『エヴァーグリーン』発足。首都はブタペスト
2057 10月12日UMEがヨーロッパに侵攻開始。イスタンブール陥落
2058 連邦とUMEの戦闘がエヴァーグリーンを巻き込んでいく
〜MT14の世界


(1)ヨーロッパの凍結

 『審判の日』以後、地殻変動の影響でヨーロッパに温暖な気候をあたえていた暖流が失われて、寒流が流れ込むようになりました。海流変化による寒冷化に加えて、『審判の日』で太陽の光を奪われ地球全体の温度が下がったため、『審判の日』からヨーロッパの平均気温は毎年3度ずつ低下し、2050年を待たずに不毛の大地となり、氷河に飲まれる所でした。
 この事態を回避する為、2048年の秋、サイバー騎士団『リンドブルム』は、21世紀初頭に開発・研究されていた気象制御装置を発見し、不完全ながら起動させました。気象制御装置『カルネアデス』からが動き続ける限り、『カルデアデス』から放出され続けるナノマシンによってヨーロッパは氷河の底に沈む事はなくなったのです。
 2049年、ヨーロッパの人々を餓死・凍死から救った英雄として、ヨーロッパ北部地域の民衆の圧倒的な支持を受けて、『リンドブルム』を中核に汎ヨーロッパ連邦が建国されました。
 汎ヨーロッパ連邦はヨーロッパに秩序を取り戻すべく、野盗が横行していた各地を制圧していきました。2052年プラハを中心に発足した集団自警組織、プラハ条約機構『エヴァーグリーン』とは友好関係を結んでいます。

(2)中東の悲劇
 『審判の日』から続く大暗黒期において、中東では血縁・地縁によって団結し数百人、数千人といった単位の氏族が形成されました。各氏族は、自らの氏族が生き延びる為に、残された民の一部しか救えない乏しい食料を巡り血で血を洗う争いを繰り広げてきました。
 混乱期を乗り越えようやく落ち着きをみせた2050年代半ば、気象制御装置『カルネアデス』から放出されたナノマシンが暴走した結果生み出した『死の風』が中東地域を襲いました。
 『死の風』は作物を枯死させ、体力の無い者に免疫性疾患を引き起こし、命を奪っていきました。初めはごく狭い範囲で稀に引き起こされる現象であった『死の風』は、ヨーロッパの復興に呼応するかのように範囲を広げていきました。

 2057年『死の風』の元凶が『カルネアデス』である事を知ったUMEは、『カルネアデス』の破壊を目的として30万の兵を集めてヨーロッパへの侵攻を開始しました。そして10月12日、圧倒的な兵力によって、わずか一日でイスタンブールを陥落させたのです。