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 2032年、国連主導によって超能力の研究を行う専門施設、国連超能力研究所が設立されました。この研究所は設置された場所の名前をとって、通称『プラハ研』と呼ばれました。
 EUと日本の全面的援助を受けたプラハ研は、人類の新たな道を模索する手段の一つとして、人工的にエスパーを生み出す研究が進められました。

 『審判の日』によって荒廃した世界に放り出された人々にとって、当初超能力は、第3次世界大戦におけるESPテロを思い起こさせる恐怖の対象でした。
 しかしプラハ研出身者のエスパーたちが、人々の生活を安定させる為に繰り広げた治安活動によって、超能力は徐々に崇拝の対象へと変わっていったのです。
 現在ヨーロッパで、主だって活動しているエスパーは、第3次世界大戦の末期にプラハ研で生み出されたエスパーたちです。その他にも、自然に生まれたエスパーが生き残っていると考えられていますが、その存在は殆んど確認されていません。

[コラム:抗ESPフレーム]
 『抗ESP樹脂』の研究は主にアメリカが極秘に行っていた為、現在のヨーロッパでは新たな『抗ESP樹脂』の製作は行えず、戦前に作り出された『抗ESPフレーム』を再利用しているのが実情です。