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(1)車両
 ヨーロッパでは、『審判の日』以降戦車や装甲車、ブルドーザーといった特殊車両は、大規模な戦闘が無かった為、ほとんど作られませんでした。その為、現存している物のほとんどが『審判の日』以前の物で、稼働している物はとても珍しいです。

■民間乗用車(電動) 
 民間で使用されている乗用車。燃料電池(HB)を燃料にしており、1HBで300kmの移動が可能です。外見は現在の1500ccの乗用車に相当。
■民間乗用車(内燃) 
 民間で使用されている乗用車。内燃機関を動力源としており、1回の満タン(水素なら1HB、その他なら50リットル)で300kmの移動が可能。外見は現在の2000ccの乗用車に相当。
■オフロードカー(内燃) 
 民間のオフロード対応の自動車。内燃機関を動力源としており、1回の満タン(水素なら2HF、その他なら100リットル)で400kmの移動が可能。外見は現在の2000ccの4WDに相当。
■軍用オフロード(内燃) 
 連邦やUMEで使用されている軍用オフロードカー。戦闘向きにデザインされており、2つの兵装ラックと短距離無線機が標準装備。内燃機関を動力源にしており、1回の満タン(水素なら3HF、その他なら150リットル)で400kmの移動が可能。
■小型キャリア(内燃) 
 いわゆる小型トラック。足回りがオフロードに対応。内燃機関を動力源にしており、1回の満タン(水素なら3HF、その他なら150リットル)で400kmの移動が可能。
■大型キャリア(内燃) 
 いわゆる大型トラック。足回りがオフロードに対応。内燃機関を動力源にしており、1回の満タン(水素なら5HF、その他なら250リットル)で400kmの移動が可能。
■小型バイク(内燃) 
 小型のバイク。内燃機関を動力源としており、1回の満タン(水素なら1/2HF、その他なら25リットル)で500kmの移動が可能。
■中型バイク(内燃) 
 中型のバイク。内燃機関を動力源としており、1回の満タン(水素なら1/2HF、その他なら25リットル)で400kmの移動が可能。
大型バイク ■大型バイク(内燃) 
 大型のバイク。内燃機関を動力源としており、1回の満タン(水素なら1/2HF、その他なら25リットル)で300kmの移動が可能。
■大型3輪バイク(内燃) 
 3輪の大型のバイク。内燃機関を動力源としており、1回の満タン(水素なら1HF、その他なら50リットル)で500kmの移動が可能。
■ブルドーザー(内燃) 
 いわゆる大型のブルドーザー。10tの土砂などを動かす事が可能。内燃機関を動力源にしており、1回の満タン(水素なら4HF、その他なら200リットル)で10時間の行動が可能である。

(2)飛行船
 2050年代初頭、連邦は拡大した領土間における連絡・輸送手段として、何らかの航空手段の復活が必要となりました。彼らが目を付けたのは滑走路を整備する必要がなく、大量の物資を輸送する事ができる飛行船でした。一種、懐古主義的な航空機が生み出された背景には、飛行船が建造された頃には、連邦騎士団に強大な外敵が存在していなかった事が上げられます。
 雄大な飛行船が大空をゆっくりと舞っている姿は、連邦の統治による新たな時代の幕開けを見るものに予感させ、人々の圧倒的な支持を受けました。

■リンドブルム 
 2056年、連邦で製造された飛行船。気球の浮力にはヘリウムが使用されている。燃料電池を動力源とし、太陽ソーラーパネルを装備しており、事実上無補給で動き続ける事ができる。全長260メートル、直径65メートルで三角構造の骨組みを入れた半硬式飛行船。 船体に抱え込むような形で物資を釣り下げる事ができる。
■ワイアーム 
 2057年、連邦で製造された大型飛行船。速度を犠牲にする事で輸送能力を大きくした。
■ワイバーン 
 2058年、連邦で製造された高速飛行船。目的地にできるだけ早く到着する為に、速度を優先に設定された。
■レイブン 
 一人乗りの座席にローターがついている形式の簡易なオートジャイロ(一人乗り用超小型ヘリ)。通常、飛行船の停泊は地上へ着陸する事はなく、空中に滞空したままである。この為、飛行船と地上との移動を目的として、連邦騎士団が製造した。武装は搭載されていない。燃料電池(HB)を燃料にしており、満タン(1/2HB)で50kmの移動が可能。連邦の飛行船にそれぞれ十数機搭載されている。

[コラム:ヨーロッパを取り囲む死の壁]
 『カルネアデス』から放出されたナノマシンは、ある程度の距離まで離れると自然と暴走してします。暴走したナノマシンが集まった場所は『死の壁』では、大気は常に乱気流や雷が荒れ狂っている。現在、『死の壁』はヨーロッパを取り囲む形で成立しており、連邦の飛行船もこれを超えることは出来ない。


(3)シンクタンク(TT)
 シンクタンクは、非常に高度なテクノロジーで作られている為、現在のヨーロッパでは製造する事はできません。
 現在、イギリスが大量に保有し、国土を防衛している事が判明しています。また、サイバー騎士団『リンドブルム』が、EU軍が使用していたシンクタンク『バッハフント』を80両保有し、ミュンヘン要塞防衛戦力として使用しています。

ブバッハフント ■バッハフント 
 無人のコンピューター戦車(限定的な独自判断をこなすAI搭載)。4輪独立したキャタピラで高さ3m程度の塹壕ならば這い出ることが可能。後方指揮車からのレーザー通信指令を受けながら行動。識別信号や服装、銃火器の所持や設定した形などを判断材料に、独自判断で行動。ガンカメラが捕らえた映像は常に後方指揮車に送られ、逐次命令変更などを行う。
 水素用セラミックロータリーエンジン搭載/主砲30oバルカン、副砲12.7o機関銃/各種電装機器充実
ブラックウィドウ ■AMI30-X2ブラックウィドゥ 
 シンクタンクの一種で、独自判断で行動(厳密には戦車ではなく、移動式機銃座と呼ぶ)足を広げた状態で畳2枚分(2m×2m)程度で、主に基地内警備に使用。8本の足は人間が行える全ての移動をこなし、大理石の床でも殆ど音を立てない(ゴム靴を履いた人間程度)。電装機器、判断や司令の与え方はバッハフントと同様。拠点防衛用に配備されている場合は、管制室から指示を与えている。
 電気動力(1HBで1日の行動可能、基地警備の場合は、定期的に自ら充電装置へ行き充電)。4本の前足は強力なクローで格闘攻撃も可能。主砲7.62oバルカン。

(4)パワードプロテクター(PP)
 パワーアシスト(筋力補助機構)のついた装甲服です。耐弾、耐熱、耐ガスの気密服で、軍事作戦や原子炉などで作業するための極限作業服として使用されています。

■ライダースーツ 
 バイクなどの転倒事故から身を守るために開発されたボディプロテクター。自重を支える程度のパワーアシストがあり、SHB1本で7日の使用が可能。コネクタがついており、バイクのバッテリーから充電する事もできる。
■レッドマンスーツ 
 パワードプロテクターの基礎となった、戦闘用防護服。旧時代の戦闘服で動力機構(パワーアシスト機能)なし。着ているとIR(赤外線)ゴーグルに映らない。
■ギルガメス 
 パワーと安定性に優れているUME軍標準型PP。短距離無線機つき。
■AP28-D ギガンテ 
 力と装甲重視のPP。短距離無線機つき。
ショルダージェット ■AP29-A ジャグラー 
 もっともポピュラーなPP。短距離暗号無線機・電子双眼鏡・スターライトゴーグルが標準装備。
■ショルダージェット 
 PPのオプション装備の一つで、空を飛ぶための装置。時速50qで飛行可能。空中では地上にいるときと同等の行動ができ、銃を撃つことも可能。但し、安定した素早い動きには不向き。水素燃料使用、1HF(水素燃料)分で6分間の飛行が可能。

(5)マスタースレイブ(MS)
 人の動きをトレースする人型の作業機械です。後に軍事転用され、戦闘用の強化装甲服の総称になりました。
 UME軍では主力兵器とされています。

エリドゥー ■Sa30エリドゥー 
 2030年にUMEで量産が始まったMS。汎用性と対塵性、格闘性に優れており、EMUの主力MSとして活躍した。『審判の日』までにUME陣営で最も多く生産されたMSであり、様々なバリエーションが存在する。12.7oオートライフル・ランスシューター・スモークボッド・対地LHミサイル・短距離暗号無線機・電子望遠カメラ・IRカメラ・短距離レーダーなどが一般的な装備。作戦に合わせて装備を変更可能。UMEにはジャンクパーツを集めて組みたてた、レストアモデルも存在する。レストアの性能は純正品の1割ほど性能が悪く、特別な装備は一切ついていない。

エリドゥーイトネーン ■Sa35エリドゥーイトネーン 
 エリドゥーの後期生産型。イトネーンはアラビア語で『2』の意味。全体的に性能が多少向上している。この頃、UMEでは様々な新型機の試作が進んでおり、エリドゥーイトネーンの量産体制はあまり整わなかった。搭載装備についてはエリドゥーと同仕様。

■Sa39ジーニー 
 2039年、UMEが戦局の悪化に伴い広大な砂漠地帯を少数の精鋭部隊で防衛する事を目的に開発されたホバーユニット装備型MS。MS本体の後部分に巨大なホバーユニットを装着する事により、MS単体での高速移動を可能とした。ホバーユニットを分離する事により、MS形態での行動も可能。生産数は非常に少なく、実戦配備はほとんど行われなかった。

アズラエール ■Sa42aアズラエール 
 敗戦濃厚のUMEが最終兵器として開発した強襲用MS。単体で敵陣へ突入し、司令部や弾薬保管庫を破壊する事のみを目的として開発された。帰還を考慮していない為、連続行動可能時間は通常のMSの半分以下、代わりに限界まで火器を搭載している。相手からの銃弾を弾く為に鋭角的なフォルムを持ち、全身をリアクディブアーマーで包んでいる。また誘爆を防ぐ為、水素エンジンは搭載されておらず、燃料電池のみで稼動する。
 審判の日の直前に生産されたため、完成品は数機しか存在しない。




ブルーナン(EU仕様) ■AMS12ブルーナン(EU仕様) 
 2012年に量産が始まったもっともポピュラーなMS。汎用性と部品調達に優れている。軍用MSの40%をしめる。20oオートライフル・対地LHミサイル・中距離暗号無線機・電子望遠カメラ・スターライトカメラ・短距離レーダーなどが一般的な装備。40mm榴弾機銃を装備したものもある。作戦に合わせて装備を変更可能。UMEにはジャンクパーツを集めて組みたてた、レストアモデルが存在する。レストアの性能は純正品の1割ほど性能が悪く、特別な装備も一切ついていない。




バリエ ■AMS25バリエ 
 2025年に次期主力MSとして開発されたMS。センサー系や通信系が充実しており、主に軍用指揮官機として配備。敏捷性に優れている反面、パワーと耐久性に欠点がある。作戦に合わせて装備を変更可能。
■EMS41リベルタ 
 2041年EUが初めて独自に開発したMS。EUのMS技術はアメリカやUMEに比べて大きく後れを取っていた為、ブルーナンやエリドゥーよりも性能はやや低い。当初から主力MSとしては期待されておらず、あくまで独自技術での開発を目的としたMS。UMEのヨーロッパ本土への奇襲部隊を迎撃する為に生産・配備された。
■AMS12eブルーナンE 
 MSの数が不足しがちだったEU軍においては、センサー系や通信系に優れた性能を持つバリエの頭部を活用する為に、緊急処置として破壊されたバリエの本体から頭部を切り離し、ブルーナンの頭部と取り換えるといった事があった。比較的問題なく運用できた為、後に正式採用の動きが出た頃に『審判の日』を迎えた。現存しているのは数機しかなく、全てエヴァーグリーンが保有している。
土木作業用
■土木作業用MS 
 土木作業用として大戦前から普及していたMS。誰でも所有することができ、現在の重機などと同じような扱いになっている。銃器や格闘武器などを持たせることはできないが、胴体に火器を搭載可能。気密性はない。