
(1)サイバーとは? |
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大暗黒期では、補修部品の損失、電力の確保の困難さなどの理由から、数多くのサイバー達がその命を落としました。
そんな中、野盗が横行する無法地帯に放り出された人々を救おうと、一部のサイバー達が『力あるものこそが荒野となった大地に秩序を取り戻す責任がある』との理念を掲げて、野盗を排除していきました。
この理念は、ヨーロッパの歴史において深く根付いていた『高貴なる者の責任(ノーブルス・オブ・リージ)』という思想に乗っ取っており、多くのサイバー達が彼らの行動に賛同していきました。これがオールサイバー騎士団『リンドブルム』の前身であり、第三次世界大戦から審判の日を生き抜いた旧EU軍のサイバー部隊の多くが参加しています。
また、サイバーボディの維持とメンテナンスには相応の技術力が必要であり、ヨーロッパ内でこれらサイバー工学技術を安定的に保有していたのが『リンドブルム』だけであった為、結果的にヨーロッパに残っていたほとんどのサイバーが、集結する事となりました。
なお、サイバー工学技術を独自に身に付けて、サイバー達を相手に商売をする者達もわずかながら存在しました。彼等は、通称『闇サイバー博士』と呼ばれています。
サイバーボディは審判の日以前と以後によって大きく二つに分ける事が出来ます。
EU製のサイバーボディと、連邦製のサイバーボディです。EU製のサイバーボディは、非人間型サイバー禁止法が成立した後に作られたものであり、現在もっともベーシックなサイバーボディです。連邦製のサイバーボディは、現在、連邦騎士団で作成されており、過酷な環境で戦い抜くために、内蔵武器の搭載を可能とするなど一部、非人間型サイバー禁止法の枠を越えたサイバーボディです。
[コラム:医療用サイバー]
ヨーロッパでは、サイバー技術の復興は、軍事を目的として連邦騎士団を中心に進んでいる為、連邦騎士団における治療行為以外での医療用サイバーはほとんど見かける事はない。
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(2)軍事用オールサイバー |
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ヨーロッパにおいて軍事用オールサイバーとは、連邦騎士団に所属しているサイバー騎士の事を指すのが一般的です。彼らは常に尊敬と崇拝の念で人々に慕われています。近年サイバー騎士に憧れて、連邦騎士団に志願してくる若者が跡を絶ちません。
稼働に必要なHBは、主に連邦騎士団から配給されていますが、民間のHBを使うことも可能です。またアムステルダムでは、HBを購入する事ができます。
なお連邦騎士団やUME軍では、1作戦に1回のメンテナンスを義務付けています。
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(3)軍事用ハーフサイバー |
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ヨーロッパにおいて、軍事用ハーフサイバーとは、連邦騎士団に所属しているアイアンメイデンの事を指すのが一般的です。
『審判の日』以前の軍事用ハーフサイバーの殆んどは、大暗黒期に死亡したか、連邦騎士団に所属してサイバー騎士として働く為にサイバーボディをオールサイバーに切り替えています。
■維持とメンテナンス
連邦騎士団やUME軍では、1作戦に1回のメンテナンスを義務付けています。
■修理
ハーフサイバーは、、何らかのダメージを機械部分に被った場合、それを修理しなければ回復させることができません。
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(4)UMEの非人間型サイバー |
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2034年、世界で最初にサイバーを実戦に投入したのはアメリカではなくUMEです。史上初の戦闘用サイバー兵士は、文字通り四肢を銃などに武装機械化したハーフサイバーでした。戦争の激化に伴って、双方の陣営共に次々と強力な武装を装備したサイバーが開発されていきました。しかし非人間型サイバーとなった兵士達は、通常の社会生活に大きな支障をきたすようになりました。更にあまりに人型を逸脱したサイバー化が脳に深刻な悪影響を与える事が判明すると、人権問題、倫理、宗教、差別等々の様々な視点から民衆から強い反対運動が巻き起こりました。最終的に2038年のアメリカ議会において非人間型サイバー禁止法が成立し、POAやEU陣営はこれに準拠する形となりました。この法案は人型を著しく越えたサイバー及び内蔵武器を全面禁止した内容となっています。
当初は、UMEにおいてもこの動きに同調していたものの、戦況の悪化に伴い再び非人間型サイバーの製造を再開しました。この時製造された非人間型サイバーが、現在のUMEで運用されているサイバー猟兵の原型となっています。
なお、現在の連邦においては、外見を人型から逸脱させるサイバー化は禁止していますが、内蔵装備については問題のないものとして考えられています。
[コラム:中東のサイバー技術]
『審判の日』で最も深刻な影響を受けた地域の一つである中東地域では、現在でもテクノロジーの復興は殆んど進んでいない。この為、維持に高度な技術が必要となるサイバー技術はほとんど復興していない。UMEに所属していたオールサイバーのほぼ全て大暗黒期を乗り越える事なく死亡し、オールサイバーに比較して維持が容易であったハーフサイバーだけが生き残る事ができた。
生存を掛けた氏族同士の戦いの最中、ハーフサイバーたちは自らの武装を可能限り強化していき、結果として全員が非人間型サイバーと呼ばれる存在になっている。
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(5)サイバー化 |
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エキスパートおよびエスパーは、連邦騎士団か闇サイバー医の協力を得る事ができれば、身体を改造してサイバーになることが可能です。
サイバーになったエスパーは超能力を失います。サイバー化をハーフサイバーに留める事により、サイバーであるにも関わらず引き続き超能力を使用できる可能性があると言われていますが、2058年段階のヨーロッパでこのような事例はありませんでした。
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(6)サイバーの内蔵機器 |
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オールサイバーは元のフレームに色々な装備を装着する事が出来ます。
ヨーロッパにおいては、サイバー化の際にオプションとしてのみ付ける事が出来ます。
闇サイバー医師の所で、後から改造という形で装着する事も可能です。
●サイバーアイ:切り替えで、望遠機能、IR視覚、暗視機能の性能を全て使うことができます。性能は、装備品の『望遠(電子)、IR、スターライトゴーグル』と同じです。オール・ハーフどちらにもつけることが出来ます。
■オキシタンク
酸素ボンベを内蔵し、無呼吸での活動時間が1時間から3時間に拡大します。オール・ハーフどちらにもつけることが出来ます。
●腕部内蔵拳銃:リスト部分が開閉し、45口径オートマチック拳銃と同じ性能の弾を撃つことができます。但し、カートリッヂは無く、10秒の時間を費やして弾を補充しなければなりません。オール・ハーフどちらにもつけることが出来ます。
■腕部内蔵マシンガン
手首が開閉し、9mmSMGと同じ性能の弾を撃つ事ができます。但し、カートリッジはなく30秒費やして弾を補充しなければなりません。オール・ハーフどちらにもつけることが出来ます。
●腕部内蔵クロー:リスト部分から、1本の刃渡り20cmの爪を出すことができます。性能や使い方はナイフに従います。オール・ハーフどちらにもつけることが出来ます。
●抗ESPフレーム:骨組みに強力な抗ESP樹脂が組み込まれています。全身くまなく抗ESPフィールドに包まれているので、抵抗可能な超能力には必ず抵抗し、抵抗によって威力が半減する超能力は4分の1になります。但し、抗ESPフレームにエネルギーを取られる為に筋力などが通常より劣ります。オールサイバーにのみつけることが出来ます。
※『審判の日』以前にサイバー化された元サイバーコマンドのサイバー騎士の多くはこの抗ESPフレームが組み込まれています。
●マイクロレーダー:装備品の『短距離レーダー』と同性能をもつレーダーです。オールサイバーにのみつけることが出来ます。
●マイクロECM:装備品の『ECM』と同性能をもつECMです。オールサイバーにのみつけることが出来ます。
■リンクコネクター
サイバーリンク対応のメカニックを、操縦桿やキーボード無しで操縦したり、コンピューターから直接データを読み取る為の端子装置です。操縦や機械操作の能力が高いものとして扱われます。
■強化ボディ
皮膚下の装甲板を強化して、A効果を高めています。見た目ではわかりませんが、触れると普通のサイバーより硬い感触をしています。A効果が通常の10点ではなく、16点になります。オールサイバーにのみつけることが出来ます。
●腕部ファイバーカメラ:指先(普通は小指)に直径1mm程度の光学式カメラを取りつけます。このカメラから得られた映像は、そのまま普通に認識でますので、壁の向こうなどを安全に確認できます。オールサイバーにのみつけることが出来ます。
■増加バッテリー
ウェストバックのように、外装の増加バッテリーをつけることができます。HB1本(7日)分の電力を余分に得られます。オールサイバーにのみつけることが出来ます。
■ブースター
両脚に開閉式の水素ロケットノズルを取り付けます。移動時で使用することでより水平跳躍100m、垂直跳躍20mを得る事ができます。オールサイバーにのみつけることが出来ます。ブースターの作動音はかなりうるさく、手榴弾を爆発させた位の音がします。1回の補給で5回使用可能です。補給は、通常の水素燃料(HF)タンク1本分で、脚部に接続して6分かかります。オールサイバーにのみつけることが出来ます。
■エアフィルター
ガスマスク同様の効果のあるフィルターを内蔵する事ができます。オールサイバーには標準で装備されており、ハーフサイバーにのみオプションとしてつけることが出来ます。
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