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(1)エヴァーグリーンの戦力
アオイ・シノハラ代表 正式名称:プラハ平和条約機構“エヴァーグリーン”
総人口:約500万
首都:ブダペスト
元首:アオイ・シノハラ代表
兵力:約2万5千

主な戦力:
プラハ研にいるアオイ・シノハラを初めとした500名あまりの強力なエスパーが最大の戦力です。条約加盟各都市・離村は独自の駐留部隊や自警団を持ち、その合計は2万5千程になりますが、各都市や離村単位で独立した部隊にすぎず、統制された軍編成になっていません。

●プラハ平和条約機構“エヴァーグリーン”
 多数の超能力者を抱える『プラハ研』の力を背景に成立した都市・離村間協定がプラハ平和条約で、その執行機関が条約機構です。シンボルマークとして採用された月桂樹と鳩のエンブレムから『エヴァーグリーン』と呼び習われています。


●国連超能力研究所『プラハ研』
 2032年、アメリカの最先端技術研究所の超能力の実在証明を受けて、国連超能力研究所が設立されました。国連超能力研究所は、全く新しい人間の可能性としての超能力の平和利用を研究する機関として、EUと日本の主導でプラハに建てられました。設立当初は、超能力者の実例が少なく研究データの集積は進みませんでした。
 第三次世界大戦でUMEの超能力テロが行われた事で、超能力の軍事利用研究への転換が要求されましたが、これを拒否。平和団体などの支持を受けて、ゆっくりと研究は進められました。
 超能力と遺伝の関連性を中心に研究が進められ、超能力者の二世を作る試験が2040年頃に活発に行われました。二世超能力者研究の成果がまだ現れなかった2043年『審判の日』を迎えます。この時、アオイ・シノハラを中心とした新生児〜5歳までのエスパー候補達が、強力なESPバリアが発生してプラハ研の施設を守りました。
 被害を受けなかったプラハ研は、続く大暗黒期に災害をうけた周辺への支援を行って歓迎されました。

●プラハ平和条約締結
 災害による被害を免れたプラハ研は大暗黒期を通して、広い範囲に環境耐性の高い作物の提供など、支援活動を行ってきました。そのお陰で5年ほどで食糧生産の安定が図られたチェコ地域やハンガリー地域を中心として、相互支援協定が結ばれました。その際、平和理念を唱え、人道的な支援を精力的に行ってきたプラハ研を称える形で、協定にはプラハ平和条約と名付けられました。
 超能力を元にした力を持っているプラハ研でしたが、人員は少なく平和条約加盟都市間の相互連絡などの様々な事務処理を行う事ができず、加盟都市の中で一際大きかったブダペストがその事務局を引き受けました。

(2)エヴァーグリーンの組織構造
 エヴァーグリーンの政治的中枢はブダペストにあります。各都市・離村の代表を受け入れ方策を決める平和条約機構評議会が存在し、その名誉議長をプラハ研代表アオイ・シノハラが勤めています。
 各都市・離村からの問題提起は、ブダペストにあるエヴァーグリーンの事務局に集められ、重要度によって臨時評議会が召集されます。
 プラハ研は、評議会からの要請を受けて、支援の為の活動を独自に行う形を取っており、評議会はプラハ研に対する強制力を持ちません。UMEと連邦の戦争が起こり、UME・連邦の両軍に一部のエスパーが参加する事態が起こり、評議会に問題視されています。

(3)エヴァーグリーンの勢力圏
 エヴァーグリーンは、プラハ周辺のチェコ地域とハンガリー地域、ウクライナ地方に主な加盟都市が存在します。UMEに占領されたルーマニア西部やユーゴスラビア北部にも加盟離村がありUME軍の行動が問題視されています。

(4)エヴァーグリーンの目的
 エヴァーグリーン代表、アオイ・シノハラを初めプラハ研の首脳部は人命尊重と平和解決を最も重要な事と考えています。この為UMEに対しても連邦に対しても攻撃をかけることはなく、戦闘の回避を呼びかけつづけています。  同時に、UMEによって追われた難民の救助も積極的に行っており、受け入れ先となっているブダペスト政府は頭を悩ませています。
 ブダペストで不足する難民の一時受け入れ場所として閉鎖されていた地下洞窟の調査も進められています。

(5)エヴァーグリーンの職業

【平和条約巡察士】
 平和条約巡察士は、エヴァーグリーン勢力範囲内の治安維持活動を請け負っているエスパー達です。野盗への警備や犯罪の捜査を主な仕事としています。超能力への警戒心から犯罪抑止力は非常に高く、超能力捜査に対する信頼性も高く評価されています。現在ではUMEと連邦の戦争犯罪への監視や難民保護も重要な仕事なっています。

【エンジェル】
 エンジェルは、エヴァーグリーン内外で救命活動を行っているエスパー達です。自然災害の被災者や野盗襲撃の犠牲者の救助や復興支援を主な仕事としています。エンジェルという名称は、医薬品や医師も不足している離村部で、無償で速やかな救助活動を行うエスパーたちを『天使』と呼んで来たことに由来する名です。現在はUMEと連邦の戦争による難民の支援が大きな比重を占めています。

【医療スタッフ】
 医療スタッフは、心身に障害のあるエスパー達をケアする為に、医学や看護術、心理学などを身につけた医療・福祉の専門家です。『審判の日』の前からの研究スタッフやその2世が主な人員で、エスパー達のESPバリアによって災害を乗りきり、超能力者の可能性に対し一番理解のある大人たちが集まっています。医療スタッフの中には、エスパー達と一緒に、エヴァーグリーン勢力圏内の離村を回る医療支援等を行っているメンバーも多数います。

【UME移民】
 UME移民は、UMEからエヴァーグリーンに移住を希望し、エヴァーグリーンに従う事を選んだ元UME兵士です。戦いに嫌気がさした、自分の身内だけでも豊かなヨーロッパに住ませたい等理由やUME軍での立場は様々ですが、エヴァーグリーン内ではUMEのスパイ疑惑をもたれており、プラハ研預かりの身分になっています。 元職業をUMEの、マスタースレイブパイロット、支援車両パイロット、前線指揮官、サイバー猟兵から選択する事ができます。各職業の能力や役割についてはUMEの職業解説を参照してください。

【連邦移民】
 連邦移民は、連邦からエヴァーグリーンに移籍し、エヴァーグリーンに従う事を選んだ元連邦騎士団員です。戦いに疑問を感じた、エスパー達を手助けしたい等理由や連邦での立場は様々ですが、エヴァーグリーン内では連邦での特権を失い、弱い立場にあります。
 元職業を連邦の、サイバー騎士、アイアンメイデン、騎士団参謀から選択する事ができます。各職業の能力や役割については連邦の職業解説を参照してください。

[コラム:特務エスパーとエスパーコマンド]
 UMEに所属する特務エスパーと連邦に所属するエスパーコマンドは全てエヴァーグリーン出身のエスパー(及びそれについていった医療スタッフ)です。
 UME出身や連邦出身のエスパーはおらず、ヨーロッパで確認されるほぼ全てのエスパーはプラハ研の出身者です。エヴァーグリーンと言う組織への帰属意識が薄く、自由に活動してきたプラハ研のエスパーたちの中には、UMEや連邦の思想・目的に共感し協力するものが多数でました。
 このことをブダペスト政府などは快く思ってはいませんが、表立ったプラハ研への非難は行われていません。
 プラハ研に残っているアオイ・シノハラを初めとしたエスパー達や医療スタッフは同じプラハ研で育ったエスパー同士戦うかもしれないUMEや連邦への参加を悲しい事として受け止めています。