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セフィロトの第1フロア。都市区画『マルクト』の入り口に新しく作られたビジターの街です。
タクトニムの排除が終了した地域の周りを、無骨で頑丈一辺倒な外壁が取り囲み、タクトニムの侵入を阻んでいます。
この街の出入り口は二つで、一つは外に通じている物。そしてもう一つは、巨大な門によって閉ざされた、セフィロトの奥へと進む出入り口です。
街の中の建物は、タクトニム排除の際の戦闘で、かなり酷く痛んでいます。一部は修理、再建がされていますが、多くの者は痛んだままの建物をそのまま使っています。
都市の中は上下水道が完備されており、電気も常に供給されています。これは、セフィロトが元々持っていた機能が、今も使えている為です。
「頭上を見上げても空が見えない」、「廃墟同然の街並み」、「いつ襲ってくるかもわからないタクトニム」と、かなり暗い条件がそろっていますが、南米の人々の持つ強さと明るさが暗さを吹き飛ばしているために実際にはそんな暗さはあまり感じません。
時々、暗い世情を吹き飛ばす為、有志によってサッカー大会やサンバカーニバルなども開かれています。
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(1)都市マルクトの施設 |
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都市マルクトには、以下のような施設があります。
■ビジターズギルド
セフィロトの奥へと続くゲートの前に本部が置かれています。
このビジターズギルドに登録しないと、セフィロトの内部へ行く事は出来ません。
ビジターズギルドが行っているのは、「ビジターズギルドによるセフィロト探索事業の独占」と「ビジターズギルド所属者の保護」の二つです。
ビジター以外の者達に仕事場を荒らされる事が無く、入手した部品の売買や装備品の購入の際にギルド認可の商人に当たれば安心して取引が出来、病気や怪我の治療などに便宜が図られており、必要なら訓練施設で訓練を受ける事も出来ると、かなり利点があるためビジター達は全員がギルドに所属しています。
大変強い権力を持っており、事実上、ビジターズギルドが都市マルクトの政治を動かしていると言っても過言ではありません。
■自警団詰め所
元々警察署だった建物を修理して、自警団が使っています。
日本の交番の様な施設は無く、自警団員は全員ここを拠点とし、ここからパトロールに廻るのです。
地下には牢屋もありますが、捕まった容疑者や暴れる酔っぱらいを一時的に入れておくだけの場所であり、懲役刑などは行われていません。
■繁華街
マフィアの手にある、娯楽の殿堂です。街の一区画に酒場やいかがわしげな店が建ち並んでおり、辻毎に売人や客引きがたむろしています。酒、煙草、麻薬、ギャンブル、ゲームセンター等々、遊びと名がつくものは大概ここで手に入ります。
マフィアの事務所も多くはここにあり、マフィア間の抗争が起こると、真っ先にここが戦場になります。
■整備工場
工場があるわけではなく、整備工や闇サイバー医師達が集まっている一区画を指します。
整備工や闇サイバー医師が個々にバラックを建て、そこに櫓や足場を組んで、クレーンなどを置き、必要ならサイバー修理ベッドも置いて、MSや車両、サイバーの整備を出来るようにしています。
ビジター達は、セフィロト内の戦闘で破損した装備、または回収されてきた装備を修理する為に、ここを頼る事になります。
また、レストアされたマスタースレイブやパワードプロテクター、車両などの装備を購入するのもここになります。マフィアや交易商達も、整備や保管の利便性から、武器弾薬などをここで売っています。
整備工や闇サイバー医師達は腕も値段もバラバラですので、まずビジターは自分に合う相手を探さなければなりません。自分のなじみの整備工や闇サイバー医師が居る事が、ビジターとして一人前で在る事の証の一つになります。
■ラジオ局
編集機器と長距離無線機が置かれた、私設ラジオ局です。
放送をしたいと思い、その技術と施設機材のレンタル費用があるなら誰でもここを使用出来ます。
ビジター向けの放送、『ラジオ・ビジター』もここから放送されています。
●ラジオ・ビジター
ビジターから情報とリクエストを受け取り、情報を纏めたものを放送しているビジター向けラジオ番組です。
スポンサーは、ビジター相手に商売をしている人々で、ビジターズギルド等とは無関係。
ビジター達からのリクエスト曲を流す合間に、パーソナリティのレアが突き抜けて明るいマシンガントークで話すその内容は、「本日の激戦区情報」とか、「要警戒タクトニム情報」とかの有益な情報であるのですが、一方で皮肉が効いた不謹慎なネタに満ちています。
番組内容への好き嫌いがはっきり分かれていますが、情報量が豊富なので好き嫌い関係なく聞いている人は多いです。
番組放送時間は頻繁に変わり、どの時間に放送が行われるかはその日によります。取材などの関係で、放送がない日も希にあります。ただ、概ね毎日、一日中どの時間でも放送されている様です。
リクエストおよび、セフィロト内の情報は常に募集中。無線を応募周波数にあわせれば局に繋がり、番組中以外は自動録音され、番組中ならスタッフかレアが直接応対してくれます。
(〜ある日の放送)
はい、リスナーのみんな、元気かな〜? レアは元気ですよ〜、今日もビシバシいっちゃおう。
さて、今日の激戦区情報から。ラジオネーム「ビジター一番星」さんからの情報で、「都市階層マルクトのデパートエリアに新型出現。早速撃破だぜ!」だそうです〜
じゃ、直接、連絡付けてみようか。ちょっと待ってて、えーとー‥‥ピッポッパッと‥‥‥‥あ、もしもし?
『救援はまだなのか!?』(背後に銃声)
えと、ラジオネーム「ビジター一番星」さん? こちらはビジター向けラジオ番組の‥‥
『あ‥‥ああ、今、それどころじゃない! 今、奴が‥‥畜生、凄い火力だ。手を出すんじゃなかった。このままじゃ‥‥うわぁ!?』(盛大な爆発音)
あの、「ビジター一番星」さん!? ちょっと!
‥‥切れちゃった。通信機が壊れただけなら良いんですけど。
ま、ともかく、リクエストはもらえなかったので、レアが勝手に曲を決めちゃいます。
では、最初の曲。「ビジター一番星」さんの生還を祈って‥‥
■ヘルズゲート
街のはずれにある巨大な門です。セフィロトはこの奥に広がっています。
門には、ビジターズギルドに所属する門番がおり、ゲートをくぐろうとするビジターのギルド登録を確認しています。
ビジターズギルドのメンバーでない限り、このゲートを通過する事は出来ません。
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(2)都市マルクトの住人 |
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都市マルクトには、以下のような人々が住んでいます。
■ビジター
セフィロトの中で、部品収拾を生業とする人々です。
イエツィラーの中があまりに異様で、まるで異世界の様にさえ感じられた事から、誰ともなく自らをビジター(訪問者)と呼びはじめ、いつしかその呼び名が定着してしまいました。
ビジターは、イエツィラーの中へと踏み込み、中に生息しているタクトニムを倒しながら、今の技術では作れない貴重な部品や機械装置を回収して戻って来、それを売って生きる糧としています。
■マフィア
この都市マルクトにも幾つかの組織が入り込んでおり、都市を縄張りにおさめる為、彼らの間で抗争が度々起こっています。
ビジターにとっての敵というわけではなく、麻薬や酒、煙草、コーヒーなどの嗜好品や、武器弾薬の購入、闇の仕事の仲介などでお世話になる事が多いです。また、気の利いた娯楽を手に入れようと思ったら、彼らを頼るのが一番でしょう。
もちろん、犯罪を目論むマフィアが敵になる事も十分に有り得ます。
※南米のマフィアについては、『ブラジル』のページも参照してください。
■自警団
都市マルクトに入り込むタクトニムを排除し、野盗の襲撃から都市を守り、犯罪を犯す者達を逮捕する為に自発的に組織された自警団です。
今の都市マルクトにおいて、警察と、対外的には軍隊の役目を果たしています。
ただし、ビジターズギルドやマフィアよりも立場は弱く、これらの組織の保護下にある人物には、その権限を及ぼせません。
これらの組織に所属する者が罪を犯した場合、組織に対して報告した上で、犯人が組織から追放されるのを待ちます。
ビジターズギルドでは、証拠がそろっていれば、すぐに追放が決定します。マフィア達も、自警団の告発が他のマフィアの大義名分になり抗争の引き金となる事があるので、よほどの事がない限りすぐに追放を行うのが一般的です。
追放されれば逮捕出来ますし、あくまでも組織が犯人をかばうなら、その事件はそこで終了という事になります。
自警団専属の者はあまり多くなく、ビジターとの兼業をしている者が大半です。また、志願すれば大概がそのまま採用される為、自警団員は真面目で清廉潔白な人ばかりではないというのが現状です。
時折、やりすぎて一般人に怪我をさせたり、思い込みで捜査して冤罪で逮捕したり、自警団の立場を利用して悪い事をしたりと、人材が玉石混淆で在るが故の事件を起こす事もあります。
牢に収容能力がそれほど無い上に、働かない犯罪者を食わせておく余分な食料など無い為、犯罪者は罰金や労働奉仕、晒し刑や追放、死刑などのすぐに片付く刑に処されるのが普通です。
裁判は、自警団リーダーの手によって公正に行われます。
■その他の住人
酒場や食堂、下宿屋やホテルといったサービス業。ガンスミスや機械整備工、闇サイバー医師や医者などの技術職。ビジターから部品を買い、何某かの物を売りつけようとする交易商など、ビジターの持つ金を目当てにビジターではない人々も街に住み着いています。
そして、その数はビジターよりも遙かに多いです。
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