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2月21日 くもり
 きょう、おとなの人たちがこわいかおで「とうとうあいつが来た」とはなしているのをきいた。
 あちこちの村で、わるさをしているらしい。
 おうちにかえって、そのことをおねいちゃんにはなしたら、「うちはお金もちじゃないからだいじょうぶ」とわらっていた。

2月23日 はれ
 おねいちゃんと花をつみにいったとき、とつぜん、おおきくて、とってもくさいおとこの人があらわれておねいちゃんをつれていってしまった。
 そのおおきなおとこは、「おまえはまだ小さいからさっさといえにかえれ」といってわらっていた。
 あたしは、なきながらおうちにかえった。

2月24日 あめ
 「あいつははんぶんきかいの身体だから、だれもかなわない」といって、おとなの人たちはかなしいかおをしていた。
 村長さんは「ころされたりはしないからだいじょうぶじゃ」となぐさめてくれた。
 でもあたしは、しんぱいだ。

2月25日 くもり
 あたしはまだ小さくてたたかえないので、あいつをこらしめてくれる人をさがしにいくことにきめた。
 村のそとには、おねいちゃんをたすけてくれる、つよい人がきっといるとおもう。
 おねいちゃんをたすけてもらえたら、あたしのたからものをあげるとちかいます。
 どうか、みつかりますように。